ガムを噛むと虫歯予防や歯みがきの代わりになる?

だ液は虫歯予防につながります。だ液の分泌を促す方法には、だ液腺のマッサージなどもありますが、なにより、物を噛むことこそがだ液の分泌を促す最も簡単で効果的な方法です。そこで出番となるのが、「ガム」というわけです。

一般的なガムの効能は、噛むことによるだ液分泌の促進と精神的作用と言われています。つまり、眠気防止、気分転換、精神安定などに効果があるとされています。

そして、我々口腔保健に携わる立場の者が期待するガムの効能が、だ液分泌の促進です。

ところで、だ液の浄化作用や抗菌作用に対する過信からか「歯みがきの代わりにガムを噛んでおけば虫歯にならない」という迷信があります。確かに、ガムを噛むことによって多少プラークが除去されるということはあります。しかし、その割合は10〜20%程度であり、ガムを噛むことがブラッシングの代替になるものでは決してありません。

しかし、ガムを噛むとだ液の分泌が盛んになりますから、たくさんのメリットを得ることができます。というわけで、食後に時間がなくて、ブラッシングすることができないような場面では、ガムを噛むことがそれなりの威力を発揮します。

ただしここで重要なのが、砂糖の入っているガムは避けなければならない、ということです。 砂糖の入ったガムは、虫歯菌のエサを持続的に供給することに他ならず、特に食間には控えなければいけません。 

そこで、そんな心配がいらないガムが登場します。それが「キシリトール配合ガム」です。

ガムのコマーシャルで必ずと言っていいほど耳にする「キシリトール配合」という言葉。もしかすると皆さんにも「キシリトール、すなわち虫歯予防」というイメージが定着しているかもしれませんね。

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