舌苔の量が多いほど口臭が強くなるので取り除いてリスクを低減させるべし

歯周病と共にもう一つ、口臭の原因を語る上で忘れてはならないのが、「舌苔(ぜったい)」の存在です。

鏡の前で、舌を大きく突き出して観察してみましょう。特に、舌の奥のほうに注目してみてください。広く白い堆積物が溜まっていませんか。もし、溜まっていたら、黄色信号です! あなたが口臭を発している可能性は、高いといえます。

この舌の上に白く溜まる堆積物こそが「舌苔」と呼ばれるもので、その実態は口の中で剥がれ落ちた粘膜上皮や血球成分、食べカスや細菌の死骸などの老廃物です。この老廃物を歯周病原菌が分解することで、強烈な悪臭を発するようになるのです。

ここで、注意して頂きたいのは、舌苔は歯周病の有無にかかわらず、健康な人でも付着しうるということです。

つまり、健康な人に生理的口臭がある場合、その原因はこの舌苔であることがほとんどなのです。更に、舌苔の量が多ければ多いほど、口臭が強くなることがわかっています。

体臭という問題を語る際、においを発している当の本人が「気がつきにくい」ために、問題が複雑になりがちなことは、これまでにお伝えしてきた通りです。人は自分のにおいに慣れてしまうため、たとえ口臭があったとしても、なかなか気づくことができません。

しかし、舌苔の有無は鏡を見れば一目瞭然でしょう口臭がするかどうかを確認するメルクマール(指標)として最適なのが、この「舌苔」なのです。

歯周病の有無にかかわりなく、この舌苔を取り除いて口臭のリスクを低減させましょう。

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