子どもの矯正はいつから始めるべき?子どもの歯並びは親の責任が100%

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子どもの歯並びは親の責任が100%

一流の方、一流を目指す方ならもはや常識なのが、我が子の歯にも責任を持つということです。これまでお伝えしたように、欧米で矯正している子供がアニメや映画の主人公になるほど一般的なのは、子どもにしっかりとした教育を受けさせることと同様に、成人するまでに健康できれいな歯を授けることは親の大事な責務だと考えられているからです。


日本でも子どもの歯並びに関心を抱く親は増えているのですが、残念なことに古い知識や間違った情報を基に判断されている方が多いので、ここで正しい知識をお伝えしたいと思います。すべて理解する必要はありませんが、矯正の専門医にかかるための予備知識として頭に入れておくだけでもお子様の将来に役立つはずです。くれぐれもネットの怪しい情報や真偽不明な口コミを鵜呑みにしないようにしてください。

子どもの矯正はいつから始めるべき?


子どもの矯正治療は親が決断しないと始まりません。でも、いつ始めるべきかに悩む方が大半です。

「乳歯の段階から始めたほうが良い」「永久歯がきれいに生える」「永久歯が生えそろうまで待つべき」など、様々な情報が飛び交っているからです。もしくは全くその逆で、様々な情報が飛び交っているからです。
そもそも、子どもの矯正治療はいつの時期をさすのかというと、乳歯の段階、もしくは乳歯から永久歯への移行期の段階の治療で、これを一般的に「一期治療」と呼んでいます。一方、全て永久歯に生え変わった後の治療は「二期治療」といい、12〜13歳以降にあたります。当然、大人から始める矯正治療は全てこの二期治療に該当します。
一期治療と二期治療は共に、歯並びをきれいにするというゴールは共通ですが、その過程に決定的な違いがあります。二期治療では、ワイヤーなりマウスピースなりどういった手段で治療するにせよ、「歯のみ」を動かすことで歯並びを治していきます。


一方、子どもの矯正治療である一期治療では、単に歯を動かすだけではなく、まさにそのタイミングで起きている顎の成長発育を利用して、上下の顎の位置関係を改善するといった、骨格へのアプローチに重点が置かれる点が特徴的です。
例えば、出っ歯であるとすると、その骨格的な原因として想定されるのは、上の顎が前方に出ている場合と、逆に、下の顎が小さく後退しているがゆえに出っ歯になっているという下顎の成長に問題がある場合の二通りが考えられます。

もし、出っ歯の原因が前者であれば、上の顎がこれ以上前方へ成長するのを抑制する、もしくは後者であれば、下顎の前方への成長を促すといったように、顎の成長を理想的な方向に導きます。これを専門用語で「成長誘導」と呼んでいますが、まさに成長段階にある子どもだからこそ行える治療であり、これこそが一期治療の最大の強みというわけです。用いる装置の種類は多種多様ですが、一般的に最大の可能な装置を用いることがほとんどです。


成長誘導に加え、一期治療にはもう一つ重要な目的があります。「悪習癖を除去する」というものです。「悪習癖」の例として最も端的なものが、大きくなっても残っている指しゃぶりです。この習癖が幼少期のほとんどのお子さんに見られますが、指しゃぶりは、6歳を目安とする永久歯が萌出する時期以降まで続く場合には、指の力で上の前歯を前に押しされるために、人為的に出っ歯を作ってしまうことになります。

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この記事を書いた人

歯科医師・歯学博士
国立大学法人東京医科歯科大学歯学部歯学科首席卒業。
在学時、英国キングスカレッジ・ロンドン歯学部に留学。その後、東京医科歯科大学歯学部附属病院研修医を経て、東京医科歯科大学大学院に入学し博士号取得。大学院在学中には日本学術振興会特別研究員も務める。
日本歯科総合研究所を2017年に設立し、代表取締役社長に就任。
「日本を世界一の歯科先進国へ」をミッションとして掲げ、歯科業界の発展に貢献すべく活動を行っている。

〈メディア実績〉
・フジテレビ ほんまでっかテレビ
・テレビ東京『なないろ日和』
・小学館『女性セブン』
・日本歯科新聞
・講談社『mi-mollet』
・テレ東プラス+
・光文社『CRASSY』
・PIVOT

〈監修〉
・コニカミノルタ口臭測定器
『kunkun dental』監修

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