フッ素塗布には、高濃度と低濃度の2つがあります。より高い効果が期待できる高濃度のフッ素塗布は、自宅ではできず、歯科医院で行われるプロフェッショナルケアにて受けることができます。フッ素塗布の開始のタイミングは、乳歯が生え始めた頃です。数カ月おきに歯科医院へ通い、フッ素塗布を行ってもらうとよいでしょう。
加えて、低濃度のフッ化物を高頻度に利用することもまた、安全性も有効性も高いとして推奨されています。ですから、家庭で行うことのできる低濃度のフッ素応用、すなわちフッ素入り歯みがき粉などを日常的に使うことは、大変効果的であると言えるでしょう。歯みがき粉に含まれるフッ素の濃度については、0〜5歳までは低濃度である500ppmが安全面からも適切です。6歳以降は、成人と同じ1000ppmを使用することが推奨されています。
そして、この歯みがき粉、歯みがきをした後に何度も口をすすぐ人がいますが、それは大変もったいない行為です。
フッ素が入った歯みがき粉は、口をすすいだ後も、口の中の粘膜表面や歯面、プラークに成分が残って効果が持続します。フッ素は口の中にとどまってこそ効果を発揮しますから、少ない水ですすぎ、成分を口の中にとどめることが重要です。
フッ素の効果を活かすために、歯みがき粉はたっぷりと、そしてすすぎの水は少なめにしましょう。幼少期に、「せっかく歯ブラシで食べカスや汚れを落としたのだから、しっかりすすぎなさい」とか「歯みがき粉が体内に入るとよくないから、徹底的に流しなさい」などと教えられ実践してきた人は、抵抗があるかもしれませんが、原理を理解して納得していただければ、実行に移せると思います。

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