メタボ解消のダイエットと歯周病治療の関係

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メタボ解消のダイエット前に、まず歯周病治療

2型糖尿病をはじめ「万病の元」といわれる「肥満」にも、歯周病が関与していることがわかってきています。肥満と判定された人は、歯周病にかかっている割合が高いこと、すなわち歯周病が肥満の原因の一つとなっている可能性が、指摘されているのです。

肥満、中でも「メタボ」という通称でお馴染みのメタボリックシンドローム(以下メタボ)は、「内臓脂肪症候群」と呼ばれ、その予備軍、もしくは可能性が疑われる数を含めると、40歳以上の成人男性のなんと2人に1人にのぼると言われています。
メタボは、心筋梗塞や脳卒中といった重大な病気につながる動脈硬化の主要因として挙げられていて、この予防の必要性が叫ばれています。
こうしたメタボへのリスクに、歯周病が挙げられています。
ある疫学研究によると「歯周病にかかっている人は、4年後にメタボにかかっている可能性が高い」とのこと。このメカニズムについては、まだ明確にはされていないものの、肥満予防に、歯周病のない健康な口腔内環境が大事であることは疑いないでしょう。
こうしたことから、肥満予防には正しい食生活がもちろん重要ですが、それに加えて、口腔ケアもまた重要であるということが言えます。
そしてもうひとつ忘れてはいけないのが、「よく噛んで食べる」ということです。2009年の国民健康・栄養調査において、食べる速さと肥満度(BMI)との関連が報告されています。男女ともに肥満者(肥満度の目安であるBMIが25以上の人)では、食べる速さに関する質問に対して、「速い」と回答した割合が高いという結果となりました。
また、若年者や中年期の成人を対象とした研究で、早食いの傾向のある人は、よく噛む人(ゆっくり食べる人)に比べてBMIが有意に高いことが報告されています。
その因果関係についてはさておき、早食いの人は、肥満傾向が強いというわけです。これは、「噛む」という行為が、脳の満腹中枢に関与しているからです。
よく噛むと、その「噛む」刺激が脳に伝わり、ヒスタミンという物質が放出され、満腹感をもたらし食欲の抑制につながります。また、よく噛むと交感神経が刺激され、代謝が活発化し、消費カロリーが増加するともいわれています。
ダイエット、肥満予防、そのために食事制限や運動がきちんとできるならいいですが、日々忙しい中で取り組むのはなかなか難しいのが実情です。
それらに対して、「口腔ケア」や「ゆっくりよく噛んで食べる」ことは、簡単に取り組むことができて、また大したストレスにもなりません。むしろ、食事がより美味しく感じられるようになるのではないでしょうか。
ダイエットの手始めに、まずは「口腔ケア」と「よく噛んで食べる」から実践してみませんか。

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